東大、森田敏宏氏の天才脳開発パーフェクトブレインとレボリューシナプスを比較する、”壊れた人”とそうでない人との差

私はレボリューシナプスを購入する前に、東大の先生という、天才脳開発パーフェクトブレインというものを購入した。この商品は確か5万円ほどする驚異的に高い商品であった。

結果としては酷いものである。”声の職人”というのであろうか?機械音声でつまらない動画が掲載されているだけ。

せめて教授が話していればわかるが、これを本当に作ったのかどうかさえいかがわしい。

はっきり言って話にならないのである。

それとレボリューシナプスを引き合いに出すのもどうかと思うが、こちらは確実に作者の息吹が転写されている。

そしてその作者はまさしく”壊れた人”と言っていいかもしれない。完成や存在がもはや宇宙であるのだ。

しかしスピリチュアルではない。スピリチュアルというのは現実世界から頭皮した敗走兵が繰り広げるナンチャッテ世界である。

こちらは、スピリチュアル要素が含まれながらも確固たるトレーニングである。

私も過去に掲載してから今までトレーニングを続けるが、これほどに頭を苦しめる経験もないといって等しいに違いない。

確かに世間一般でいうところの速読トレーニングであれば、こういうものもあるかもしれない。しかし逆に考えてみれば、いわゆる速読トレーニングで学ぶ要素さえも全て内包しているのである。

それほどにレボリューシナプスという教材の構成は緻密であり、恐ろしい。

と絶賛するのはここまでにし、話を本題に戻そう。

そう、森田教授の天才脳なんたらだ。

どこかのサイトの紹介でもあるが、この商材を買うのであれば、そこら辺の本屋にあるベストセラー自己啓発書や、脳の教科書といった書籍を読んでいるほうがましだと考える。

なぜ森田教授が本人の声でしゃべらないのか。それほどにまで口下手なのか。

そこらへんが謎である。私が思うに、彼はまだ”超越者”たりえず、決して超越者には慣れない類の人間だと思う。 

「頭の良い凡人」VS「頭のオカシイ超人」

あなたはどちらが楽しいと思うだろうか、どちらが効果的だと思うだろうか。

「レボリューシナプス」というものをためしてみる。回想と感想

速読教材や能力開発教材のもので際立ったものが一つある。

それがレボリューシナプスというものだ。

 

この教材はかつて鎌田東征という方が開発したエルピス知力トレーニングを改良したものとされている。

エルピス知力トレーニングは右脳を鍛えるというものであり、90年代後半にはすでにホームページが存在していた。掲示板では賑わいを見せていたようであり、いわばテキストサイトの先駆けともいえるものだったのかもしれない。

 

私は当時30代だったが、その不思議で怪しいサイトに惹かれていた。おそらく同様に惹かれていた者も少なくはないだろう。

理由の一つとしてはそもそも日本に同様のHPが少なかったからだけかもしれないが、やはりその作者の独創性と、メッセージの強烈さにあるだろう。

 

ダビデの亀、というトレーニングの特異性は、かつて「さかきばらせいと」の異名を冠した「少年A」の異常な脳の発達性に例えられ、過度のトレーニングは危険とまで作者自身に評された

私もそのダビデの亀という存在には大変惹かれたが、個人的にはあのイラストが語り掛ける無言の言語が非常におぞましく、長続きするものではなかった(これは個人差があること、お断りしておきたい)

 

ただしその他のトレーニングに関しては比較的理論と実践に基づいたイメージがある。例えば「12キューブ」などは掲示板内からも評価が高いものであり、知能があると自負する者からの評価も高かった。コミュニティ内ではタイムトライアルも行われ、一周の時間が速いものがその掲示板を牛耳っている存在となっていた。

主に学生らにも影響があったようだが、私もこのサイトに出会うことで一身上の変化があった。

 

購入 

 

しかしその点は今は過去の話。

今回話題にしているのは、新作と言われる「レボリューシナプス」についてである。

私は正直鎌田氏がこのような新作を出すとは想像だにしていなかった。

しかしもともと教材を3,500円で通信販売していたこともあり、有料化して販売することに対しては特に違和感もない。ただおそらくこの教材に影響を受けた者が制作として携わっているのではないかと認められる点はある。

この教材が真であれ偽であれ、たしかにエルピス知力トレーニングというサイトは長年存在し続けたし、いくらかの人の心を熱狂的にさせたことには間違いない。

 

ということで私は購入した。

 

届いたのは白い箱、そして封筒。メッセージが添えられていた。

時候のあいさつと事業者と鎌田氏との連名。それ自体は特に違和感がない。

 

問題は冊子だ。

思った以上に薄い。……いや、販売ページにもページ数は書いてあるので偽りはない。冊子の質は高級だが、これで19,800円というのは、かなり飛び込みすぎたかもしれない。

表紙の裏…なるほどイラストが美しく添えられている。

ナビゲートCDが裏面には付属。CDのナレーターのイメージがこの女性というのだろうか。雰囲気としては優しく、かつての少年Aをも彷彿とさせた峻烈さは存在しないように思う。

 

中身はどうだろうか。一通り確認してみる。

……なるほど。

確かにかつてのエルピス知力トレーニングで掲載されていたトレーニング内容よりも洗練されている。イラストに美しさが増している。

 

見開きのリングファイル構造で見やすくなっているというのも大きな特徴だ。単なる冊子にしたくはなかったという鎌田氏のこだわりが見て取れる。

 

ひとまずは初めて行う気持ちになって、ナレーションCDとともにトレーニングを進めてゆくことにした。

CDの収録時間は約57分、ちょうど1時間と、余裕があれば日課にもできるぐらいだ。

 

初回感想

 

一通り行った感想を述べると……

 

・CDのナレーションの声が良く、聞きやすい。内容説明も簡潔でわかりやすく、私のように既知の者でなくても取り組みやすい。

・トレーニングは非常に疲れる。私が知力トレーニングというものに抱いていたある種の幻想を打ち破るレベルである。これは魔法の図ではなく、高度な能力回復トレーニングそのものであった。

 

というところだろうか。特に一点目に関しては、実際に取り組まないとわからないかもしれないが、イラストのみを提示されても全く想像がつかないであろうものが、音声解説によってかなり明確に理解できるものとなっている。プログラムはよく練られたものであると感心させられた。

 

そしてもう一点が、これが本格的なトレーニングである、ということである。

いままでは例の強烈なイメージによって、魔法的なもの、邪教的なものであるかのような印象が強かったエルピス知力トレーニングであるが、改めてCDのカリキュラム等を通して真剣に内容を吟味すると、これは単なる”魔法の絵”といった類のものではなく、れっきとした”トレーニング”であるということがわかる。

 

かつて鎌田氏は個人塾を経営されていたということだが、まさしく学習教材の一環として存在していたものなのだろう。

 

私自身、かつてエルピス知力トレーニングの名前を知ってたにも関わらず、これほどまでに一つ一つのトレーニングに意味が含まれていたということに全く気付かなかった。

これは効果があるかどうかわからないような不確定的なものではなく、いわば「速読トレーニング」のように、修練を行うことで確実な脳機能の向上を目指す類のものとほとんど同一である。

 

速読の経験などもある私の視点から、今回のレボリューシナプスに含まれているカリキュラムがどんなものであるかということを、解釈および寸評してみたいと思う。(一部抜粋)

 

・12キューブ

視点移動トレーニングに数字を見つけるトレーニングを兼ね備えているため、速読の視点移動トレーニングを一層発展進化させたものとなっている。

すでに数十年まえからこの理論を完成させていたことに改めて驚かされる。

 

・ナインボックス

知力トレーニングの祖らしい。非常にシンプルなものとなっているが、単に数字を見るのではなく、脳で押すという想像力が介在することから、運動機能、ひいてはそれが記憶力へのトリガーになるのではと解される。

 

・ハイパーブレイナー

視点移動に想像力(創造力)、そして脳への癒し、すべてを兼ね備えたプログラムである。このイラスト自体はエルピス知力トレーニングサイトに公開されていたが、まさかこのような意味をもった一つながりの絵であるとは想像さえしなかった。

まず宇宙ステーションに乗り込んだ後の視点移動トレーニングが極めて高度である。というのも、「自分の立ち位置を変えながら、その立ち位置から数字を眺める」という想像を強いられるからである。

何を書いているかわからないかもしれないが、端的に言えば、想像の世界で二重の想像を強いられるということである。なかなか常人には想像がつかない内容である。

 

ダビデの亀

これがトレーニングの最高峰であり、奥さんをくも膜下出血から回復させたという図である。体験談の文章や動画、そのた資料を見る限り、この体験は嘘であるとは考えにくい。それほどまでに驚異的な存在がこの「ダビデの亀」なのだ。かつてのサイトでも少年Aの名前を挙げ、「利用しすぎると極端に右脳が発達してしまう恐れがある」と注意があったのもこれである。

私自身が苦手としていたものであるが、ダビデの亀にもバリエーションが存在しており、比較的穏やかなイメージのものもあり、取り組みやすかった。

 

ただ実践した感想を申し上げると、実はこのトレーニングよりも他のトレーニングが速読トレーニングを改良させた(とっても80年代から存在していたわけだが)きわめて理論的なものである一方、このダビデだけは全く独立した異様ささえも感じる。

 

そのことに今となり気付かされたわけだ。

 

私やその他のユーザーが、かつてエルピス知力トレーニングに惹かれたのは、ダビデの亀の存在があったからであるが、その威光におされて、その他のトレーニングの緻密さに気付かなかった。いや、12キューブなどの速読トレーニングのカリキュラムを進化させたものにかんしては一定の支持があったことから、すでに脳力が高い者の間では、そのトレーニングの一つ一つの意図することが理解されていたのかもしれない。

 

いずれにしても20年来の沈黙を破りこの作品が出てきたこと、そして私がこれらのトレーニングの本質的意味を理解できたということは、非常にありがたいことであると感じた。

 

効果について

肝心の効果だが、それはこれからだと思うが、エルピス知力トレーニングの過去の経験からすると、ある程度の向上は見られるだろう。

 

価格は一見高いように見えるが、彼の数十年の功績、そしてその他の効果の不明な速読トレーニング比べるとはるかに安いものであるかと思う。 

少なくともかつて知力トレーニングや脳トレブームに踊らされた方は、手に取ってみても悪くはないのではなかろうかと感じる。

 

経過はまた報告する。